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第55回農林水産祭参加行事である平成27年度第44回全畜連肉用牛枝肉共進会 第一部黒毛和種雌牛の部を、10月19日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催いたしました。

全国各地の会員等から申し込みのあった200頭の候補牛から40頭を選抜して行われ、産地の内訳は、出品頭数の多い順に宮城県から9頭、茨城県から8頭、北海道、千葉県からそれぞれ4頭、青森県、岩手県からそれぞれ3頭、神奈川県、鳥取県、熊本県、沖縄県からそれぞれ2頭、島根県から1頭でありました。今回も北海道から沖縄県まで全国各地から出品牛が揃い、より一層盛り上がる共進会となりました。出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々で、また、出品牛は、実績のある種雄牛からの産子牛で揃えられており、この共進会への意気込みが窺えるところでありました。

10月15日の搬入時における平均測定結果は月齢が30.3ヶ月齢、到着時体重は670kgと、昨年度より12㎏増加しており、全体的にカタ・モモの張りのある肉牛が揃っていました。

10月19日に上場された出品牛の枝肉は、平均枝肉重量は450㎏、枝肉歩留りが74.8%と充分に肥育が進み、仕上げ状態の良い枝肉が揃っており、格付結果においては5等級が29頭、4等級が10頭で、4・5率が97.5%と、昨年度を大幅に上回るすばらしい成績になりました。

(一社)全国肉用牛振興基金協会及び(公社)日本食肉格付協会、買参社2社を含めた7名の審査委員による最優秀賞候補牛選定において最優秀賞に選出されましたのは、出品番号31号、鳥取県の株式会社田村畜産出品牛で、生後月齢が32.7ヶ月、到着時体重622㎏、枝肉重量417㎏、ロース芯面積91㎝2、肉質等級A5、BMS №12で、小ザシでモモ抜けも良くきめこまやかで、脂質の光沢もすぐれていました。さらに、カブリ、広背筋の肉付きも良く、肉付均称のバランスととれた最優秀賞に相応しい出品牛でした。

盛会裏に共進会を行うことができたのも偏に出品していただいた農家、関係団体、市場関係者の皆様のご協力の賜物と深く感謝申し上げましてご報告といたします。

【入賞牛の成績】

受賞者 産地 格付

(BMS)

枝重

(㎏)

ロース芯

(㎠)

単価

(円)

売上金額

(円)

最優秀賞 ㈱田村畜産 鳥取県 A-5

(12)

417 91 5,037 2,100,429
優秀賞1席 金子 春雄 青森県 A-5

(12)

549 79 2,657 1,458,693
優秀賞2席 伊東 恭一 宮城県 A-5

(12)

499 96 2,599 1,296,901
優良賞1席 尾本 澄夫 宮城県 A-5

(11)

403 65 2,551 1,028,053
優良賞 設楽 俊夫 茨城県 A-5

(10)

464 65 2,487 1,153,968
全頭平均 (9) 450.1 64 2,500 1,122,994

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