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第57回農林水産祭参加行事である平成29年度第46回全畜連肉用牛枝肉共進会 第一部黒毛和種雌牛の部を、10月16日に東京都中央卸売市場食肉市場において開催いたしました。

全国各地の会員等から申し込みのあった200頭の候補牛から40頭を選抜して行われ、産地の内訳は、出品頭数の多い順に宮城県から11頭、茨城県から10頭、青森県から4頭、岩手県から3頭、北海道、千葉県、兵庫県、鹿児島県、沖縄県からそれぞれ2頭、島根県、熊本県からからそれぞれ1頭でありました。今回、北は北海道から南は沖縄県まで全国各地から出品牛が揃い、より一層盛り上がる共進会となりました。出品者も日頃から優秀な肥育成績を残されている方々で、また、出品牛は、実績のある種雄牛からの産子牛で揃えられており、この共進会への意気込みが窺えるところでありました。

10月12日の搬入時における平均測定結果は月齢が30.2ヶ月齢、到着時体重は668kgと、全体的にカタ・モモの張りのある肉牛が揃っていました。

10月16日に上場された出品牛の枝肉は、平均枝肉重量は451㎏、枝肉歩留りが76.1%と充分に肥育が進み、仕上げ状態の良い枝肉が揃っており、格付結果においては5等級が24頭、4等級が12頭で、4・5率が90%と、全国規模の共進会として非常にすばらしい成績になりました。

(一社)全国肉用牛振興基金協会及び(公社)日本食肉格付協会、買参社2社を含めた7名の審査委員による最優秀賞候補牛選定において最優秀賞に選出されましたのは、出品番号6号、茨城県の櫻井 貴博氏の出品牛で、生後月齢が30.5ヶ月、到着時体重703㎏、枝肉重量491㎏、ロース芯面積71㎝2、肉質等級A5、BMS№12で、小ザシでモモ抜けも良くきめこまやかで、脂質の光沢もすぐれていました。さらに、カブリ、広背筋の肉付きも良く、肉付均称のバランスがとれた最優秀賞に相応しい出品牛でした。

盛会裏に共進会を行うことができたのも偏に出品していただいた生産者、関係団体、市場関係者の皆様のご協力の賜物と深く感謝申し上げましてご報告といたします。

受賞者 性別 母の父 規格 BMS 枝肉重量 単価 枝肉金額
最優秀賞 櫻井 貴博(茨城) 北国関7 北平安 A5 12 491 4,000 1,964,000
優秀賞1席 (株)田村畜産(鳥取) 光平照 百合茂 A5 12 473 4,006 1,894,838
優秀賞2席 佐藤 宏弥(茨城) 光平照 百合茂 A5 12 516 2,914 1,503,624
優良賞1席 鈴木 松雄(岩手) 菊福秀 安福久 A5 12 436 3,161 1,378,196
優良賞 (株)シバサキ(茨城) 美津百合 第一花国 A5 12 419 2,895 1,213,005
40頭平均 451 2,569 1,158,619

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