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Monthly Archives: 2月 2017

去る、2月22~24日東京食肉市場にて、名人会運営協議会(生産者、茨城県畜連、雪印種苗㈱、全畜連)主催、第6回「名人会」肉用牛枝肉共励会が盛会裡に開催されました。

2月22日には全国各地より出荷された100頭(去勢66頭・雌34頭)の出品牛が搬入され、翌23日には第一ホテル東京シーフォート「ハーバーサーカス」において前夜祭が開催されました。

前夜祭には東京食肉市場卸商協同組合理事長の腰塚源一様をはじめ市場関係者・購買者・生産者・団体関係者など約120名のご出席を頂き、オレイン酸を豊富に含んだ「名人和牛」を使った生ハムやコンビーフ、冷しゃぶ、ローストビーフ寿司などのメニューに舌鼓を打ちました。前夜祭後半には、名人会青年部のメンバーが名人オリジナル法被を着て壇上に上がり、青年部会長の神田健一様が名人和牛生産に対する思いを、熱意を持って述べられました。最後には名人会恒例の模擬セリを行い翌日の共励会の盛会を祈念して終了しました。

翌日、共励会の出品頭数は、全国8道県より100頭の優秀牛が揃いました。厳正な審査の結果、名誉賞には、北海道の平尾博様出品の上場番号81号去勢牛、名号椿、父安福久、母の父平茂勝、母の祖父安福、自家産で肥育月齢31.9ヶ月、枝肉重量505kg,格付A5BMS12,BCS3(ロース芯91㎠、バラの厚さ9.2㎝、皮下脂肪の厚さ2.1㎝)でセリにて3,100円の高値で(株)中村畜産に落札されました。

今回の共励会の成績表は、上物率95%、平均枝肉重量531kg、平均枝肉単価2,439円平均売上金額1,294,329円でした。

氏名
性別
血統
重量(kg)
格付(BMS)
単価(円)
売上(円)
母の父
名誉賞
平尾 博
安福久
平茂勝
505
A5(12)
3,100
1,565,500
最優秀
(有)加藤牧場
美国桜
安福久
637
A5(12)
3,132
1,995,084
優秀1席
オホーツク網走26
美津百合
安福久
525
A5(11)
2,853
1,497,825
優秀2席
小林 公子
美国桜
百合茂
440
A5(10)
2,828
1,244,320
優良賞
(株)高梨牧場
安福久
百合茂
579
A5(11)
2,709
1,568,511
優良賞
庄司 敏
晴茂平
平茂勝
529
A5(11)
2,715
1,436,235
優良賞
平尾 博
安福久
福桜
493
A5(11)
2,779
1,370,047
優良賞
迫田 隆
勝早桜5
隆之国
536
A5(11)
2,802
1,501,872
優良賞
田中 清隆
光平照
勝忠平
519
A5(11)
2,787
1,446,453
優良賞
市村 あつ子
芳之国
百合茂
584
A5(12)
2,612
1,525,408

去る1月25日、TKPガーデンシティ品川にて、東京都中央卸売市場食肉市場開設50周年記念式典・祝賀会が盛会裏に開催されました。

同市場は、昭和41年に開設されましたが、以来、平成3年の牛肉自由化による牛取扱の伸び悩み、その後に平成13年のBSE発生による消費の落ち込み、平成23年の東日本大震災など幾多もの困難を乗り越えて50周年の節目を迎えました。

式典には出荷団体をはじめ、行政、食肉関係より多数出席され、記念事業実行委員会を代表して小川一夫実行委員長の挨拶、開設者を代表して村松昭典東京都中央卸売市場長よりの式辞の後、当市場の発展に尽力のあった個人・団体への顕彰が行われ、本会の加藤会長が出荷者(大動物出荷者)を代表して感謝状が贈られました。

祝賀会には約500名の関係各所並びに食肉関係者が出席され、懇談会では50年の歴史を語らいながら、和やかな雰囲気の中昔話に花を咲かせていました。

記念すべき50周年を契機として「安全・安心」な食肉の供給基地として今後更なるご発展をご祈念申し上げます。

(授与式の様子)

2月8日に独立行政法人 農畜産業振興機構より平成28年10・11・12月分の肉用牛肥育経営安定特別対策事業(新マルキン事業)の補填金単価の確定値が公表されました。
(上段:確定値、下段:概算払)

10月 11月 12月
肉専用種 確定値
(概算払)
―  円
( ― 円)
―  円
( ― 円)
― 円
交雑種 確定値
(概算払)
―円
(―円)
6,200 円
(2,200円)
―円
乳用種 確定値
(概算払)
45,300円
(41,300円)
51,500 円
(47,500円)
61,100円

※肉専用種については、地域算定県(岩手県、広島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)を除く。

詳しくは独立行政法人農畜産業振興機構HPをご覧ください。

2月8日に独立行政法人 農畜産業振興機構より、平成28年度第1-3四半期(平成28年4月から12月まで)の養豚経営安定対策事業(豚マルキン)の養豚補填金の交付については、平均粗収益が平均生産コストを上回ったことから行われないこととなりました。

詳しくは独立行政法人農畜産業振興機構のHPをご覧ください。